権力論

権力論

ラスウェル「政治とは権力の形成、配分、講師の過程である」

 

・権力実態説

権力とは人間が所有する実態的な価値であり、能力である。その権力を形成しているのは、主に暴力、財力、魅力である。だが、問題点も存在する。その問題点とは、服従するはずの人間が、権力者の権力を認めない場合、服従者の誤認により権力関係が成立するとき、権力者が権力を用いない、この三つが権力者の権力の実効性を無くしてしまう。

 

・権力関係説

権力関係説は、権力者が服従者を、権力によって相手をどれだけ服従できるのかを明らかにするものである。権力者が服従者を服従させる権力形成は四つの手順がある。一つ目は強制。暴力などの物理的強制を用いる。二つ目に、権威である。権力者が服従者に権力を行使することが正当であることを、服従者に確認させる。三つ目に操作である。シンボルや情報を利用することで自らの意図を知られずに服従者を誘導することができる。シンボル操作や神話儀式、イメージ操作が用いられる。四つ目に説得である。権力者が服従者に理論的に説く、または価値を提供することで従えることである。ただ、問題点は、権力構造や権力制度の認識ができない点である。

 

・二つの権力説のメリット

実体説:ハードパワー:警察力や軍事力など物理的強制力。

関係説:ソフトパワー:他国に社会の価値観、文化、政治などが他国に好意的に持たれることによって、外交が有利に進む。

 

 

ウイッスル

フリーライター 自称ジャーナリス ト レポートの代行、アドバイス行ってます。

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