ルポ貧困大国アメリカII
ルポ貧困大国アメリカIIでは大きく分けて教育、社会保障、医療、労働の四つに分けられアメリカの問題点について述べられていました。現在アメリカ大統領はドナルドトランプですが、本書が書かれた時期の2009年の当時の大統領はバラクオバマです。そのため本書ではオバマの目玉政策である教育、社会保障、医療、労働などをリベラルな目線で論じていた印象がありました。例えばアメリカの教育ローン問題では多くの若者が大学に通うたびに多額の奨学金を借りることがあります。アメリカの教育費は世界基準でも高価であることは明らかであり、多くの国民は改善を望んでいると思います。なぜアメリカの学費はこんなにも高いのか。それは世界の警察と自負するアメリカは様々な世界で自由の名の下戦争を行なってきたからです。その代償は国民にも押し付けられ教育費を減らし軍事予算を引き上げることがしばしばありました。この問題についても本書でも述べられていて、夜警国家から福祉国家への転換をイデオロギーとするリベラルな印象を持ちました。確かに戦争がなくなれば税金は国民の生活に使われるため充実した社会保障を国から受けることができます。しかしデメリットもあると思います。伝統的な古き良きアメリカは強いことを意味していました。中東では湾岸戦争、イラク戦争を引き起こし石油ビジネスで常にイニシアチブを握っている状態でした。しかしそんな古き良き(強い)アメリカが戦争を控えるため軍事予算を大幅に削減したことにより中国やロシアが台頭あります。アメリカが軍事予算削減により世界において求心力を失うことが大きな損害をもたらすこと、これがデメリットだと思いました。私は本書の第1章である「公教育が借金地獄に変わる」において教育費削減によるデメリット、軍事費削減によるデメリットを天秤にかけて論じてもらいたかったです。だがしかしアメリカの教育制度の多くに欠落点があることは明らかです。アメリカの多くの学生は民間で学費ローンを組みますが、高すぎる利子、卒業後の就職難で不良債権化してしまうことが多いです。債務不履行しても日に日に金額は積み上げられ気づいた時には返せない額になり多くの学生を苦しめている学費ローンはとても恐ろしいと思いました。こんなにも高額であるのは民間の学費ローンはビジネスにされているからです。そのためアメリカではこの問題を解決するため公的学費ローンに一本化することが必要でした。そのため国民の多くはオバマケアを支持したのです。そして大統領選に勝利したオバマは公約を実現してくれると多くの国民は期待しました。しかし公約は実現せずに民間ローンは未だにあり、多くのアメリカ人は教育ビジネスに搾取されているのです。このように私たちが生活で必要な教育、社会保障、医療、労働の4要素において特に誰しもが平等に受ける権利のある教育や生命に関する医療分野において国家の保証は適度に必要です。私は自由主義を追い求め小さな政府を理想としてきたアメリカには国民を守るセーフティネットが欠落していると思いました。
別途
私が心に響いた言葉
フランクリンルーズベルト
「君の主張は正論で私も賛成だ、、では私がそれを実行できるよう君が動いてくれるかね?」
国民が主体となって国を変えなきゃならないのだ。
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